「市丸・・・・隊長っ・・・・!?」
「何ー?」
「何でっ・・・・はぁ・・・っはぁ・・!」
「何でって・・・・・ちゃんを犯すためやん」
「は・・!?」
蒸気に満ちたの頬。
紅く染まり
市丸の理性を狂わせる。
荒い息遣いが
何とも言えない位に色っぽい。
市丸は、そんなをソファーの上に押し倒した。
「市丸っ・・・たいちょ・・・・!」
「・・・・昨晩、舌だけでイかせへんかったし・・・」
「・・!?」
「・・・ボクのが先にイッてもうたし・・・・」
「・・・・・だから・・・・!?」
「・・・・此処でヤルゆうことや。」
「やっ!」
胸元に手を突っ込まれ
乱暴に胸を揉まれる。
痛みが走るが
次第に快感へと変わる。
媚薬の所為で
身体が言う事を聞かない。
は細い腕をダラリと垂らした。
「エロイ身体やなぁ・・・・もう勃ってんで?」
「やぁっ・・・・やめて・・下さいっ・・・!」
「・・・・ホンマ、昨晩とは大違いや。」
「っあぁ・・・・ふ・・・んんっ」
「・・・・誰に拭いてもろたの?」
「・・・・っ?」
お腹まで死覇装をずり降ろし
ラインに沿ってなぞる。
ビクッと腰が浮き
市丸の手から離れようとする。
けど
市丸は絶対にを放さない。
「どういうっ・・・!?」
「・・・ボクの精液の跡・・・・付いてへんなぁ思て」
「・・!!」
「・・・・誰とヤッたんや?」
「・・・それ・・・はっ・・・・・!」
が荒い息で答えようとするが
上手く声が出ない。
市丸は、深い笑みを浮かべて
の秘部へと指を滑らせた。
既に濡れきっている秘部。
下着の中に手を入れ
強引にナカを掻き回す。
「ぃやぁっ!んっ・・あぁっ」
「・・・教えて?」
「・・っ檜・・・・!」
「ひ・・?十番隊長サン?」
「違っ・・・・!」
「・・・・早ぉ教えてや。」
「あぁぁんっ!」
意地悪くそう言うと
のナカを更に激しく掻き混ぜる。
ぐちゅぐちゅという厭な音が響き
の顔を恐怖と快感の色に染める。
ビクビクと足を痙攣させても
まだイカない。
否。
が必死に我慢している。
「なぁ・・・・・誰や?」
「・・っ檜佐木・・・・副隊長っ・・・・!」
「・・・あぁ・・・九番隊の・・・・・」
「・・・あぁぁっ・・やぁっ!」
「・・・・・そうか・・・・九番隊の副隊長サンが拭いたんやな・・・」
市丸の霊圧が少し上がる。
それを感じ取ったが
背中を震わせる。
修兵先輩が
危ない・・・!?
市丸の殺気が
にじんじんと伝わる。
怖い
怖い
初めて感じた市丸への恐怖。
ニコやかな笑顔はもう無い。
貼り付けたような痛い笑顔が
を刺す。
ぎゅっと目を閉じ
与えられる快感から逃げる。
けど
そう上手く市丸は逃がさない。
「うぁ・・・やぁぁっ!あぁっ」
「・・・・声・・・抑えなあかんで?イヅル来てまうよ?」
「!んんっ・・・んーっ!」
「ククッ・・・・えぇ子や・・・」
小さく笑い
を楽しそうに見つめる。
未だにナカで暴れまわる指。
二本、三本と増えて行く。
絶えられない快感が
を覆う。
どうしようもなくなり
はとうとう達してしまった。
「ふ・・・あぁぁぁっ」
「あら・・・イッてもうた?」
「・・っはぁ・・・・はぁ・・・・・」
「そっか・・・・じゃぁ次はボクやな」
「!んぁぁっ」
素早く取り出されたモノ。
大きく膨らみ
早くナカに入りたいと言うようにそそり立つ。
の秘部に宛がい
一気に奥まで突く。
押し広げられるナカの感覚に
再びは絶頂へと誘われる。
「はぁんっ・・・あぁぁっ!」
「・・・やっぱ・・・・他の男が入ったトコロは汚いな・・・・」
「そんな・・・・ことっ!」
「”無い”か?」
「ぅあっ・・・・ふ・・修兵先輩はっ・・・・優しいっ・・・」
「ふーん・・・・」
「やぁぁぁっ!あぁんっ・・・はぁんっ!」
嫉妬した所為か
のナカを激しく突き上げる市丸。
ビクビクと跳ねる身体を構うことなく
自分の欲望を優先する。
卑猥で
狂気な市丸の
最高の愛し方。
「あ・・・・ぁあぁぁぁっ!」
「・・・・っ」
引き千切られるような締め付けに
思わず喉の奥で唸る市丸。
最奥を突かれ
ぐったりとする。
額には汗を
唇には血を
頬には涙を流す。
「唇・・・・噛み過ぎや・・・・・」
優しく自身を引き抜き
軽く身を整える。
血でうっすら染まったの唇を愛しそうになぞる。
けど
気を失ったの反応は無い。
にも死覇装を纏わせ
組み敷いたまま
の髪の毛を撫でた。
今までに無いような
優しい顔で。
「・・・・・ごめんな・・・どう愛したらえぇのか・・・・分からんのや・・・・・」
切なそうに呟く。
乾いた涙の跡を伝い
再び指を唇へ。
「・・・・愛してるのに・・・ごめんな・・・・・」
クスリまで使わなきゃ愛せないボクに
優しい愛し方を教えて。
消え入りそうな声で囁く。
深い眠りにつくの耳には届いていない。
市丸は
そっとに口付けを落とした。
「・・・・市丸隊長・・・」
隊首室の前で
気配を殺して佇むイヅル。
市丸の本音に
思わず眉間を顰める。
市丸隊長は何故、女性を不器用に抱くのか
少しだけ分かった気がする。
市丸隊長は自分のことを愛せないから。
愛し方が分からないんだ・・。
イヅルはそっと立ち去り
静かに隊舎の扉を閉じた。
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※市丸夢ではありません(笑
この回で、市丸のことを少しだけでも好きになってもらえたら幸い。
いろんな意味で泣きそうになりました。